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アトピー性皮膚炎の治療方法と病院の選び方

アトピー性皮膚炎の治療方法には現在様々なものがあります。
現在主流となっている治療方法は大きく分けると五種類です。
●ステロイド軟膏による治療
●ステロイドとアズノール(ワセリン)の併用による治療
●漢方薬など体質改善のための飲み薬による治療
●飲料水や体に調質された軟水や硬水を用いる治療(体質改善を図るという意味では上と同じ)
●住環境や生活環境を変化させることによる治療(田舎に引っ越したり入院したり、温泉治療を行ったりする方法)


それぞれ、今の症状と家庭の経済状況、さらに両親や本人の考え方、どの程度まで直したいのか、今後の生活環境のケアや整備がどこまで可能かなどを考えながら、これに適する治療を行っている医院を選ぶのが最適です。医師によっては、こちらの考え方を相談すれば、それにあわせて投薬や治療を行ってくれる方もあります。それだけ医師にとっても患者によってベストな治療方法を断定できない病気なのがアトピーなのです。

●ステロイドによる治療
まずステロイドによる治療ですが、短期的または局所的に治療したい場合は非常に有効です。軽度の『この子少し肌が弱いんです』程度のアトピーなら、この方法で十分です。下手にゆるい薬を塗って、かいてしまって炎症を起こして悪化させるよりは、ステロイドで一気に治してしまうのが一番いいです。
ただし、ステロイドには常習性と、皮膚が薄くなって弱くなる、また繰り返し使用することで効き目が薄くなってどんどん強いステロイドにハマっていく、という恐ろしい副作用もあります。ですから、子供が一時でも楽になるように、ということでステロイドを簡単に処方してしまうのはDr.Kとしては大反対です。

また、Dr.Kのようにアトピーの治療がまだステロイドの投与しかなかった時期にアトピーで苦しんでいた人間は、多くが悪化で入院手前まで行ってしまった場合、ステロイドを抜く治療という地獄の苦しみを味わいます。この苦しみを自分で思い出すに、短期間で治癒する程度の軽いアトピー意外には絶対にお勧めできない方法です。ちなみにDr.Kの場合は、全身がバイオハザードのゾンビ状態に近くなって、一日の半分は動けず、満足に人と顔を合わすこともできない生活が二年続きました。朝は全身の激痛にはじまって、夜は悶えるほどのかゆみに苦しむ毎日です。安易にステロイドには頼らないようにしましょう。

さらに、女性の場合、顔などにステロイドを使うと、そのあとが(うっすらですが)黒く残ってシミになるケースがあります。目立たないと言えば目立たないし、自然になくなる子もいますが、一生残る子もいますので、使用する場所は安易に考えず、考慮するべきです。特に女の子だと顔に炎症がおこってジュクジュクしてしまうと、思わずステロイドで一気に治療してしまいたくなりますが、これも一度考えてから行うようにしましょう。

この場合だと、炎症が進んでそれでシミになってしまうこともありますし、ステロイドの後遺症でシミになってしまうこともありますので、どっちがベストとはいえませんが、くれぐれもステロイドの使用には注意しましょう。

●ステロイドとアズノール(ワセリン)の併用による治療
これは赤ちゃんや子供の軽度から中度の場合にDr.Kがお勧めする方法です。基本的にはアズノールで風呂上りに全身をケアして、ひどい部分だけステロイドとワセリンを併用します。
併用というのは、ワセリン:ステロイド=9:1くらいの割合で手のひらの上で混ぜ合わせて、それを患部に塗る、という方法です。ステロイドを使うことにはかわりありませんが、患部がジュクジュクしてくるようならステロイドの量を調整します。とにかくステロイドの使用を最小限に。ただし、あまりにもひどい部分だけは若干ステロイドをまぜるという方法です。この場合も、顔などの皮膚が薄い部分にはできるだけ使用を控えるべきだとDr.Kは思います。

●漢方薬など体質改善のための飲み薬による治療
これは、対処療法を行う西洋医学に対して、事前にその原因を排除して防いでしまおうという中国医学の考えかたに基づくものです。100が100安全だという保証はできませんが、漢方薬は自然の薬草などを混ぜ合わせたもので、比較的安全です。
ただし、問題点は『即効性がない』ことと、長期間続けないと意味がないこと、さらにお薬のほとんどがおどろくほど『苦い』『マズイ』『クサイ』ことです。Dr.Kも一時期やっていましたが、毎食後の漢方薬の時間はまさに地獄でした(笑)例えるなら、セロリとピーマンと青汁の後味を足して二で割ったような・・・これに耐えられるかどうかという試練が待ち受けていますが…。体質にあえばかなりアトピー体質が改善するはずです。

●飲料水や体に調質された軟水や硬水を用いる治療(体質改善を図るという意味では上と同じ)
これもここ10年くらいで流行ってきて、それなりの成果を出している方法です。各県に必ず数箇所はこれを売りにしている医院がありますので、ネット等で探せばすぐに見つかるとおもいます。これは単純に普段飲料水にする水を医院から支給されます。また、風呂上りや朝、寝る前などにスプレーで全身に医院が処方する水をかけるという方法です。比較的患者にとっては簡単な方法ですが、飲み物が水に限定されたり、医院によっては料理に使う水も処方されたものにするように指示があったり、さらに浄水器を購入して、風呂の水や普段手を洗ったり体を洗う水まで規制する医院もあります。費用の問題や母親の労力の問題もあり、また学校生活でも牛乳やジュース、給食にも制限を設けないといけない場合もありますので、事前にその医院の方法論をよく調べて、また医師ともよく相談して決めるようにしてください。これはあくまでDr.Kの個人的所見ですが、両親や本人、子供がストレスを過度にためてまで治療することは、かえってアトピーの悪化をまねき、せっかくの水療法も逆効果になることもしばしば。やはり家庭や体質にあった治療方法の判断をしましょう。もちろん、この水により治療も合う合わないがあるのですから。ちなみに、私のいとこはこの方法で完治に近くなりましたが、私は全く効果なしでした。

●住環境や生活環境を変化させることによる治療(田舎に引っ越したり入院したり、温泉治療を行ったりする方法)
これは主に、住宅の壁などの成分や断熱材、日当たりや風通し、花粉や粉塵、排ガスや騒音、近所づきあいやいじめ、その土地の生活水や飲料水が主な原因だったりした場合に絶大な効果を発揮します。
最近では、アスベストや断熱材、壁の塗装成分などでアトピーが悪化する場合があるようです。引っ越した直後は生活環境の変化も多く、ストレスをためこみやすい時期でそれが原因となる場合も多いのですが、あまりに急激に悪化した場合、できるならこの方法を医師に相談してみるべきだと思います。

しかし、これこそ家庭の状況や経済状態、お子さんの意思などに左右される難しい解決対処法ですから、無理してそれを行うことができない場合は、別の方法を探すしかありません。

Dr.Kとしては、これが原因でも解決する方法はほかにもある場合がほとんどだと思いますので、一度医師とよく相談してみてください。

●その他
ほかにも、先祖供養だの武者修行だの断食だのハンドパワーだの…よくわからない治療方法(笑)も入れればくさるほどありますが、この辺は全く信用できないので、とりあえずここでは割愛します。
 
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