Dr.Kの『論点』
R問われる日本の『外交』次の一手(H22.11.8)
 尖閣問題にゆれる日本外交。次の一手は・・・。
 いよいよ『APEC』を控えた日本政府は、尖閣問題を抱えたままAPECに突入する。今回の大きな議題としてはTPP加入への問題があり、日本政府としてはこちらも頭の痛い問題だ。
 確かにTPPによって一時的に日本の農産業はダメージを受けるだろうが、日本の輸出入産業全体から見れば、農産業はほんの一部でしかない。
 各農家への保証制度などを視野に入れつつ輸出に対する競争力を高めようとする農家にはさらなる保証や補助金を与えることでMadeInJapanの農作物を広く世界的に打って出るような方策がほしいところ。
 現に日本の農作物に対する国際評価は高く、味や品質、何よりも安全性において多少金額が高くても十分に競争力を持っているのが現状。
 これを政府がいかに生かすか、ということがTPP参加における視点であると思う。
 ネガティブな論議だけではアジアにおける日本の立場はさらに悪くなる一方だ。日本は日本の持ち味と良さを全面に前向きに押し出す外交と輸出入を進めてほしい。
 尖閣問題についても、正式な中国政府の回答を強く求めて、APECでの議題とは関係なくこの議論も推し進めていきたい。

※TPP
環太平洋戦略的経済連携協定。
具体的な影響としては関税の引き下げなどによって、米などの自由化が行われる。輸出製品に関する国際競争力を高めることが出来る反面、国内における産業が外国産業に圧迫される恐れもあり、その保護政策と表裏一体で進めていかねばならない。
(Dr.K 11/8 11:46)
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