社会トピックス
齊g用済み核燃料の融解って何?(3/17 9:30)
 現在ニュースでたびたび報道されている、『核燃料の融解』ってなんだ?という疑問について。

 核燃料は、そもそもウランをそのまま使っているのではなくて、ウランを焼き固めた、指先でつまむことができるくらいの大きさの円筒状の形状をしている。

 したがって、ウラン(核燃料)はこの焼き固められたブロックの中に点在している状態で、核反応がおこるまでは普通に人間が持っていても何の影響もない状態になっている。

 このブロックを細い円筒状の鉄のパイプの中に詰めて、数メートルの長い棒状にしたのが1本の核燃料。さらにこの長い棒を数十本まとめて、角状(円筒状)のケースに格納したのが、いわゆる『燃料棒』。

 よって融解とは、このウランを焼き固めた円筒状の核燃料の粒から焼き固められた表面を核物質が溶け出して、さらにパイプを溶かしで溶け出て、さらにその外側にあるケースをも溶かして染み出てくるというような状態をさすらしい。

 当然高温になることによってこの現象が起こっているため、周囲に水素を発生させる。

 この水素が空気中の酸素と反応して、建屋などを吹き飛ばした水素爆発が起こるわけだが、このときに核燃料棒から溶け出した、個体や液体、気体、さまざまの形状をした放射性物質(核燃料)が、周囲に飛び散るというのが融解のもっとも憂慮すべき状態。

 融解=即放射能が周囲に一気に拡散というわけではなく、爆発や風などによって一気に拡散するというのが理論的な分析らしいので、これを抑えるために、今は水素の発生を抑え、燃料棒を冷やすことで融解が進まんばいように、海水を注水している、という状態。
(Dr.K 3/17 12:43)
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