今回は建屋の外壁ではなく、原子炉付近で起こった爆発で、原子炉の圧力容器につながる圧力抑制ﾌﾟｰﾙが損傷した模様。
この根拠となったのは、通常3気圧ある圧力抑制ﾌﾟｰﾙが爆発から1気圧に減じたこと。
なお、このﾌﾟｰﾙは原子炉の圧力容器の下部にある水をためる部分で、原子炉の圧力容器の外側を守る『格納容器』の内部にあたる。
今までの1号機と3号機は、この格納容器の外部での爆発で、格納容器とその中には一切損傷はないということであったが今回は内部での爆発ということで不安が広がっている。
周囲の観測点では、爆発後に1ﾐﾘｼｰﾍﾞﾙﾄの放射線を確認しており、これがおそらく爆発と関係あるものとみて間違いないだろう。
損傷個所によって、漏れ出るものも液体か気体かの違いがあり、さらにその被害も違うということで、現在東京電力は確認を急いでいる。
この爆発によって、現場の監視や冷却作業に当たっている最少の人員を残して、残りの人員は安全な場所まで退避を命じられており、これが事態の重さを裏付けている。
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