1号機の水素爆発のときに、東京電力からの情報提供が遅れ、これによって爆発から数時間まったく事態を把握できなかった反省に基づくもの、と考えられる。
菅総理じきじきに陣頭に立つ、と宣言し、これは同時に『総理自身が乗り込むこと』によって、福島周辺の安全性を保証する、という意味も含むわけだが、逆に総理が福島から撤退した場合、それは『重大な局面』になったことを示唆してしまうことでもあり、もろ刃の剣とも言える。
半時間後の会見で枝野官房長官は、官邸は自身が仕切ることになる、と発表。すでに菅総理が福島へ向かっていることを暗に示唆した。
2号機は電力が尽きたということで昨日より通常の冷却作業が停滞、燃料棒が露出し、海水の注入によって事態を収拾しようとしていたが、作業が難航している様子だった。
1号機と3号機は水素爆発を起こしたものの、建屋の外壁が吹き飛んだだけで原子炉施設には損傷はなく、順調に冷却作業が進んでいる。
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