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予想外の苦しい展開だった。先制は半ばﾋｰﾙのようなﾄﾘｯｷｰなﾊﾟｽが通ったものの、完全に防げたｼｭｰﾄ。これが不運にも吉田の足に当たり、ﾎﾞｰﾙはそのまま日本ｺﾞｰﾙに吸い込まれた。
日本ﾍﾟｰｽで、じっくり攻めれば十分に優位に立てるという状況。ｱｳｪｰ環境にも動じない『若い』ﾁｰﾑの戦いぶりは堂々としていた。
ﾄﾞﾙﾄﾑﾝﾄでその価値を再認識された香川は10番をつけて登場。長谷部の動きも切れていた。GKｼｬﾌｨのﾌｧｲﾝｾｰﾌﾞに幾度となくｺﾞｰﾙを阻まれる日本の攻撃陣。
しかし、今日の日本代表は、集中がキレなかった。最後の最後。ﾛｽﾀｲﾑに押し込んだ1点は、日本にとって貴重な勝ち点1をもたらした。得点は意外にも吉田。ｵｳﾝｺﾞｰﾙの失策をここで取り戻した。
ﾃｭｰﾘｵらが抜けた穴が心配された日本のDF。しかし、彼らにも劣らぬ攻撃力があることも証明した。
次は1/13のｼﾘｱ戦。もちろん、勝ち点3が必須条件だ。
世界を目指すためには、まだまだここでｼﾘｱふぜいに苦戦するわけにはいかない。当たり前のように、楽に勝つ。そういう試合運びをみたいものだ。
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