【長期連載コラム】
『モーニング娘』。を語る
【5】
 話が重くなって停滞してきたので、少し転換する。

もし、今、卒業したメンバーを入れることができるのであれば、どういった構成が良いのか。本人の意思は関係なく、純粋にモーニング娘。の再生として考えてみた。

まず、保田の歌唱力は捨てるに惜しい。テレビなどへの露出はともかく、レコーディングやライブでは、メンバーの歌唱力を支えるバックコーラスやバックダンサーとして、積極的に使うべきだ。

 そして、矢口、藤本は、カントリー娘。に参加したときのように、楽曲によって+αの助っ人として参加させる。

 『矢口とモーニング娘。』と言った具合である。

 また、話題の点では加護と後藤真希をとりこむ方法は絶対に効果的だ。事務所同士の話にもなるが、彼女らの芸能活動に制限や圧力などをかけていないアップフロントであれば、ある程度合意に持ち込むことは可能だろう。

 歌、という点ではすでに彼女らは、つんく♂の音楽性に疑問を持っているから、テレビ出演や過去の楽曲などのリメイクなどで売り出していったり、セットでバラエティーに出したりすればいい。

 単純に辻加護で出すだけで、各局は先をきそって取り合うはずだ。

 実際、加護などは、テレビではNGになっているが、以前のモーニング娘。のメンバーとは連絡を取り合って仲良くしているという情報も多い。また、後藤も自身の音楽的な志向性と、売れない現状との間でやきもきしているのだから、自身が露出できるプロモートなら、受けないことはないだろう。

 また、単純にテレビの露出だけではなく、ゲストとしてコンサート/ライブなどに参加してもらうのも十分にアリで、このときの楽曲はモーニング娘。時代のものでなくとも、現在リリース中のもののプロモーションを兼ねて出演してもらってもいいと思う。

 こういった『枠を超えた』戦略がもはや、いまのモーニング娘。人気には必要だと思うのだ。

【つづく】
22/12/24
なにをしてるんだ俺……。
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